【ドラマ】誰かがこの町で(2024)|同調圧力の集団心理ミステリーがイケてない。ネタバレ感想・低評価の理由【考察】

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ドラマ「誰かがこの町で」田舎道に立つ男女を描いた水彩画風イラスト サスペンス

2024年のドラマ『誰かがこの町で

佐野広実の同名小説を原作にしたWOWOWの連続ドラマW作品。

表面的には失踪事件を追うミステリーだが、本質は「よそ者排除」「冤罪」「いじめ」「集団心理」といった日本社会の閉鎖性を描いた社会派サスペンスにある。

本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。

基本情報




・作品名:誰かがこの町で
・放送年:2024年
・監督:佐藤祐市
・脚本:前川洋一
・音楽:木村秀彬
・ジャンル:ミステリー/サスペンス/社会派ドラマ
・話数:全4話
・製作国:日本
・主なキャスト:江口洋介、蒔田彩珠、鶴田真由、玄理、宮川一朗太、尾美としのり、戸次重幸、でんでん、大塚寧々

あらすじ




ドラマ「誰かがこの町で」田舎道に立つ男女を描いた水彩画風イラスト

調査員の真崎雄一は、児童養護施設で育った望月麻希から「自分の家族を探してほしい」と依頼を受ける。

調査の舞台となるのは埼玉県北名市与久那町福羽地区「美しが丘ニュータウン」。かつてこの町では少年殺害事件が発生し、その後も失踪や冤罪、いじめ問題が続いていた。

真崎は町の住民たちが異常なまでに外部の人間を警戒していることに気付く。やがて麻希の家族の失踪と、過去に町で起きた数々の事件が一本の線で結ばれていく。

真相を追うほどに、町全体が抱える闇と集団心理が浮かび上がってくる。

ミステリーものとしては弱い




何でしょう、なんか話としてはめちゃめちゃありきたりなんです。

いや、現実世界でこんなことがありきたりになったらたまったもんじゃないけど、ミステリーものとしては非常にいろんな作品のテンプレの集合体。

例えば犯人たち。町を牛耳ってて明らかに怪しい。そして何の意外性もなくそのまま犯人なんです。そこに何もないというか、怪しいイメージのやつが実はいいやつでパターンとか(これも使い古されてる手法だけど)もなく、最初から怪しい人たちは最後までしっかり怪しい。

だから物語に起伏がや見どころが全くない。

唯一、麻希は町の人たちに殺さてしまった望月さんの娘で、大塚寧々演じる木本が麻希を守ろうと最後に抵抗したことくらいか。

それにでんでんの家で真崎が何で事件の全貌を語ってるのか。事件はまだ捜査中であの時の殺人は誰が犯行に及んで、実行は10人とか超具体的な情報を話してたけど誰から聞いた?

いくら弁護士だからってそんな捜査関係情報をなんで知ってるのか意味不明。

冒頭の木本の子供も菅井の息子が犯人で、その動機が「いたずらしようとして抵抗されたから殺した」ってとってつけたようなありきたり過ぎる動機。

町全体が木本の息子殺しを隠蔽してて何か大きな秘密があるのかと思ったら本当にびっくりするくらい何もなかった。

ミステリー作品ではありけど、集団心理の恐ろしさ、村八分、排他的、いじめ、同調圧力を描いた作品。

けど内容に目新しいものは全くと言っていいほどなく、過去の作品のテンプレの集合体のような作品でした。

申し訳ないけどこの物語の全てがイケてない。

「美しが丘ニュータウン」という村社会




同調圧力。これがこの世で最も憎むべき概念である。

「みんなと同じことをしないといけない」と言うのが本当に大嫌いなのでこんな町があったら逆に楽しいかもな。逆にね。

近所付き合い大変でしょう。防犯カメラ設置しないとね。

町の住人たちはそれぞれ正義感という凶器を振りかざして攻撃している。攻撃という認識もないかもしれない。正義という大義名分があれば平気で人に石を投げて血を流させる。

まぁ、普通に石投げるって暴力なので警察に連絡しましょう。

最後に真崎の口から実行犯は10人と明かされるが、でんでんの「たった10人?」というセリフが印象的だった。

実際に犯行に及んではないが、いじめの構図と同じで住民同士の監視し合ったり、無視したり、いやがらせしたり、またはその空気を作り出していたりするのも同罪である。

だから自分だけは誰かの悪口を聞いても「あっそうなんですね」と流して加わらないことが大事だなと常日頃思って行動してます。

だってその人が嫌いな人がいたとしても、自分がその人のこと嫌いな人とは限らないから。自分を持ってない人、影響されやすい人こそ厄介なものはない。

この町ではルールが細かくあってそれに意見すれば「あいつは厄介だ」と罵られてしまう。そうすると意見できない空気になってしまう。

「美しが丘ニュータウン」は未熟な学校の狭いコミュニティのそのままである。

生きていくって難しい




主人公の真崎も過去の汚職事件に加担していたという設定もあざといなぁ。この町の件とリンクさせてるんだけどねぇ・・・。

自分は可愛いし、そのコミュニティ内では自分を押し殺してコミュニティの中での役割を果たさないといけない。

これも立派な同調圧力だ。

別に「美しが丘ニュータウン」の気持ち悪さは特別じゃなくて、学校、会社、ありとあらゆるコミュニティに存在するっていうことですね

そうすると誰かとつるむことがしんどくなってきますよね。

それぞれ人と関わらずに自分だけで生きていく方が楽だという考えになってくる。

でも社会はそれを許さない。山の中でこもって生きていける人なんて限られてるんだから。

改めてコミュニティの中で生きていくことって窮屈さや難しさがあるんだと思った次第であります。

しかし大塚寧々は綺麗な歳の取り方してて綺麗だなぁ。

ミステリードラマ3選