2019年に公開された映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。
本作は、2017年公開『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編であり、スティーヴン・キングの長編小説『IT』を二部作で映像化した完結編である。
監督は前作に続きアンディ・ムスキエティが務め、子ども時代と大人になった現在を交錯させながら、恐怖だけでなく喪失や友情、過去との決着を描く作品となっている。
前作はツッコミどこは多々あるもののなかなか楽しめたので続けて続編を鑑賞。
本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。
基本情報
作品名:IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
原題:It: Chapter Two
公開年:2019年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:169分
監督:アンディ・ムスキエティ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
出演:ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーン、ビル・スカルスガルド
ジャンル:ホラー、スリラー
あらすじ

前作から27年後。子ども時代にペニーワイズを倒した「ルーザーズ・クラブ」の仲間たちは、それぞれ別々の人生を歩んでいた。しかし、デリーの町で再び惨劇が起こり、生き残っていたマイクの呼びかけによって仲間たちは故郷へ戻る。封印したはずの恐怖と向き合いながら、それぞれの過去を乗り越え、再びペニーワイズとの最後の戦いに挑む。
「学校の怪談」のハリウッド版
オープニングはとあるLGBTカップルが不良達に因縁つけられ一方的にボコられたあと川に落とされる(もはや普通に傷害事件)。
このLGBTの方、その上さらにペニー・ワイズに狙われて殺されてしまうんだけど救いがなくてなんだか胸糞悪い。
せめて殺すなら因縁つけた不良達にしてくれよ。
いきなり主人公の弟の腕が食いちぎられ殺されてしまう前作のオープニングはショッキングで映画のつかみとしてはよくできていたのに今回はちょっとモヤモヤが残る。
前作は基本的には昔の日本映画でいう『学校の怪談』のようなニュアンス。
子供達がとある街を舞台に友情や淡い恋愛なんかを絡めつつ怪奇現象に立ち向かうというもの。
観てるこっちが恥ずかしくなるような青臭いシーンもありつつもペニー・ワイズとの恐怖シーンもバランスも良く、小学生とかが観ると結構トラウマになりそうなレベルだった。
そして本作はその27年後という設定で大人になった主人公達が再びペニー・ワイズと対決する話。
もう内容は前作のままというか…
もはや焼き回し。
人変えて騒いでるだけ
そもそも大人になった子供達の顔が大人になった顔とうまく繋がらない。
だから対応策として、必死にちょいちょい過去のシーン出して関連付けようとしてるけど違和感しかない。
そして根本的な疑問なんだけどなんでいい大人が誰も拳銃を持っていかないのか?
前作の子供時代に銃が手に入らないのはわかるけど物騒な敵と戦うんだから普通もっと武装していくでしょ。
なんであんな体験したのに何も学ばずに再度丸腰で挑むのか。
あとやたら黒人が仕切ってた儀式は失敗に終わるんだけど、だったらあの想い出の品集めるくだりは一体何だったんだ…
ただ無駄に尺が長くなっただけで無駄なシーンが多い。
褒められる点がほぼない
血がドバーッと出てくる演出とかもなんだか前作の焼き回しで全てにおいて前作を超えるようなシーンってなかった様に思える。
少なからず前作にはジワジワっとした恐怖みたいなのがあったけど、今回はただ普通にモンスターが出て襲ってくるっみたいなのが多くて何の芸もなかった。
唯一ヒロインの元親父の家に住んでる婆さんのシーンはドキドキした。
「何か気持ち悪いな」みたいな感じは『ゲット・アウト』にも通ずる。
だけどその後普通に老婆のモンスターに化けて興醒め。
そしてこのヒロインはDV夫がいながらも男とじゃれ合う始末。
主人公にいくかと思ったけど結局元デブ(今はイケメン)と一緒になるのも都合良すぎる。
お前絶対おデブ君がイケメンになったからだろ、このクソビッチがと思ってしまった。
予想外だったのが仲間のうち2人が死んでしまうということ。
「こういうタイプの映画は誰も死なない」と勝手に思い込んでたけどこれはいい裏切りかと。
結局ペニー・ワイズの秘密もクソもなく宇宙からやってきた「蜘蛛」って…
前作が70点としたら今作は50点くらいでしょうか。
明らかにこんな感じだろうなと思ったらまさに想像の域を出ない作品になってしました。果たして作る意味ってあったのかな?








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