【映画】この世界の片隅に(2016)|「すずが苦手」で刺さらない理由を正直に語る【考察】

スポンサーリンク
スポンサーリンク
この世界の片隅に(2016)|野原で花を束ねる女性を描いた水彩画風オリジナルビジュアル アニメ

2016年に公開された映画『この世界の片隅に』。

ドラマ化もされたりヒット作で多くの人に支持された本作だけど、私は合いませんでした。

本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。

基本情報




作品名:この世界の片隅に
公開年:2016年
監督:片渕須直
脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
ジャンル:アニメ/戦争/ドラマ
上映時間:126分
製作国:日本
主なキャスト:のん、細谷佳正、尾身美詞

あらすじ




この世界の片隅に(2016)|野原で花を束ねる女性を描いた水彩画風オリジナルビジュアル

昭和19年、広島から呉へ嫁いだ少女・すずは、戦時下の厳しい環境の中でも工夫を重ねながら日々の暮らしを営んでいた。食糧不足や空襲によって生活は徐々に変わっていくが、それでも前を向き続けるすず。やがて戦争は彼女の大切なものを奪っていく――。

『漫画アクション』(双葉社)で2007年1月23日号から2009年1月20日号まで連載されたこうの史代による漫画のアニメ映画化。




この作品は一見すると「戦争映画」だが、実際に描いているのは戦争そのものではない。あくまで戦時中の「日常」である。

広島・呉という場所で、すずという女性が結婚し、家族と暮らし、料理をし、笑い、時にぼんやりと時間を過ごす。その積み重ねがこの映画のほぼ全てと言っていい。

ここまではいい。むしろ評価されるポイントでもある。でもね、

すずさんが苦手。




えらく暗く描かれがちな戦争もの中で、家族との暖かい日常のエピソードをサラッと描く本作のアプローチは好きなんだけど、どうしてもこの映画を手放しに賞賛できない点がある。

それは私がこの主人公であるすずさんが苦手ということだ。

ふわーっとした空気感で相手の空気が読めないメンヘラ気質とでもいおうか。

私はこの主人公が合わないので正直本作をいいとは思えない。

何を考えてるのかよくわからない上に、何かあるとふと予期せぬ行動にでたり悪気なく周りを巻き込むタイプ。

しかも厄介なことに結構頑固ときた。頑固じゃない風でいて、頑固だ。

うーん、かなり苦手。

すずさんの感性はだいぶ豊かなのは理解できるけど普段感情をおさえた人間がふと爆発させる感じをアニメで見せられるのもしんどいなという印象。

3回視聴した結果




それでもこの作品が高く評価されている理由は明確だ。

・戦争を真正面から描かないアプローチ
・過度な演出を排したリアリティ
・日常の積み重ねによる余韻

特に後半、日常が少しずつ崩れていく流れは見事だ。

戦争は突然すべてを壊すわけではなく、じわじわと日常に侵食してくる。それが凄くリアルでした。

物語の前半はクスっと笑えるシーンもあってほっこりさせられるんだけど、姉さんの子供が死んでしまう辺りからだんだんしんどくなってくる。

あの前半のほのぼのしていた雰囲気が徐々に変わっていって、すずさんのメンタルも同じように不安定になっていくような感じ。

あと絵がいかにもアニメなのに主人公たちは突然接吻し出したり抱き合ったりする描写に少し生々しさを覚えてしまいました。

子供と観ていてこのシーンはなんか、微妙な気持ちになるのは私だけなのか。

それにザ・フォーククルセダーズの原曲が好きなんだけどこの映画のアレンジがどうも好きになれない。哀愁を漂わせるギターのアルペジオがオーケストラ調になるのも違うかな。

世の中では本作は称賛されているのに、なんでこの映画が自分には刺さらないのか考えててすでに観るのは3回目なんだけどやっぱり毎回同じ気持ちになる。

という事はこの映画、やっぱり自分には合わないんだろうな。

それでもすずを演じたのんは確かにハマり役なのは理解できるしのん以外にすずさんは考えられない。

作り手の想いや全体を通してこの映画が伝えたいメッセージも伝わった。

あとは単純に私が合わないだけということが3回目の視聴で理解できました。

アニメ映画3選の感想