【映画】笑いのカイブツ(2024)|実話なのか?モデル・オードリーとの関係と狂気の人生【考察】

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笑いの怪物|ノートにネタを書きながら思考する主人公の水彩画風イラスト 人間ドラマ

2024年に公開された映画『笑いのカイブツ』。

タイトルからして、もっと愉快な話だと思ってたけど大間違いだった。

なんだこれ。

本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。

基本情報




作品名:笑いのカイブツ
公開年:2024年
監督:滝本憲吾
脚本:滝本憲吾
音楽:-
ジャンル:ヒューマンドラマ
上映時間:116分
製作国:日本
主なキャスト:岡山天音、仲野太賀、菅田将暉

あらすじ




笑いの怪物|ノートにネタを書きながら思考する主人公の水彩画風イラスト

不器用で人との関係を築くことができないツチヤタカユキは、唯一の居場所として「笑い」にすべてを捧げる男。日常のすべてをネタ作りに費やし、テレビ番組への投稿を続けることで人生を成立させていた。

やがてその異常な執念が認められ、芸人の世界へと足を踏み入れるが、他者との距離感をうまく保てない彼は周囲と衝突し、居場所を失っていく。

それでもなお「笑い」に執着し続けるツチヤは、ラジオ投稿という形で再び評価を得ていくが、その裏には常人では理解しがたい狂気と孤独があった。

何をみせられてるんだろう?




最初は『漫才ギャング』みたいなお笑いの呑気な話かと思った。

だけど全然違った。

「笑い」をテーマにした映画なのに一つも笑えない。

生活のほとんどの時間を笑いに捧げる実際にいる作家の話なんだけど、彼は「人間関係が不得意」でまともな関係を築けない。

先輩の顔に泥を塗る主人公。それをカバーしてくれようとしてるのに、

「謝りたくないです」

え?何そのいらん意地とプライド。

「売れたいです!!!」

えぇ???理解不能です。

久々に会った女友達。昔は彼女は男に行為があったのだろう。

ユニバーサルスタジオに誘う男。しかし彼女の口から彼氏と同棲の話が出た途端、

いきなり頭を机にぶつけて女に絡み出す。

えぇぇぇぇぇぇえ???????

もはや「まともな人間関係を築けない」レベルではないと思う。

彼はすぐに精神病院に行くことを勧めたい。

ツチヤタカユキとは?




本作は実際にいるツチヤタカユキの半自伝的な映画で、映画内の「ベーコンズ」というお笑いコンビは「オードリー」のこと。

ツチヤタカユキが投稿していた番組は「オードリーのオールナイトニッポン」で、彼は毎週のようにメールが採用されていたそうだ。しかもそのハガキで爆笑の連続だったそうで、本作ではその爆笑の部分が全く描かれていなかったのが残念でした。

実際、本作に出てくる芸人役も全くと言って笑えない。

どんだけ飲むねん

便所の水みたいに飲むやんけ。

小便混ざってる気するやろ

シャー。

いまの猫やねん。おもろい?

地獄みたいにスベってる。

芸人は舞台外でこんなにも滑り散らかしてるのか?

このツチヤタカユキという人物は実際にコミュニケーションが全くできなかったそうで、当然番組スタッフとも上手くいかず、ラジオ番組からフェードアウトしていったそうだ。

やっぱりね、才能があっても人間的に問題ある人って使いづらいんですよね。

「ただネタを考えればいい」というわけじゃなくて、我々が生きてるこの社会ってやっぱりコミュニケーションが命なんだと思い知らされる。

本作はそういった才能があるのにその才能がしっかりと評価されない構図が観ていてもどかしいというかしんどかったです。天才と変人は紙一重。まさにこれ。

ひたすら取りつかれたように笑いに取り組むその姿は常人には到底理解できない。いや、理解させない。

演出なのかどうなのかわからないが、ウンコもゲロもひたすら生々しい。

とにかく共感性を産むような内容ではなく、ひたすら狂気を見させられてるような感じで観ていてしんどかった。

正直言って何一つ自分と重なる部分がなくて、そういう人は観ること自体が苦痛かもしれない。

お笑いはお笑いであって、決して裏側の苦労をみせるものじゃないかもしれない。

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