【映画】シュガー・ラッシュ(2012)|ゲーム世界の裏側設定は秀逸だけど、ヴェネロペが大嫌いな理由【ネタバレ考察】

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映画『シュガー・ラッシュ』をイメージした画像 アニメ

2012年に公開された映画『シュガー・ラッシュ』。

ディズニーがゲーム文化への愛情を全面に押し出して制作した長編アニメーション作品である。

最大の特徴は、「ゲームキャラクターにも仕事終わりの人生がある」という発想。パックマンやストリートファイターなどのゲームキャラクターが多数登場し、ゲームセンターという空間を一つの巨大な世界として再構築している。

本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。

基本情報




作品名:シュガー・ラッシュ

原題:Wreck-It Ralph

公開年:2012年(日本公開:2013年3月23日)

上映時間:101分

製作国:アメリカ

監督:リッチ・ムーア

脚本:フィル・ジョンストン、ジェニファー・リー

製作:クラーク・スペンサー

出演(声):ジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン、ジャック・マクブレイヤー、ジェーン・リンチ

音楽:ヘンリー・ジャックマン

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

製作費:1億6500万ドル

興行収入:約4億7122万ドル

あらすじ




映画『シュガー・ラッシュ』をイメージした画像

閉店後のゲームセンターでは、ゲームのキャラクターたちがゲームの枠を超えて交流していた。

アーケードゲーム『フィックス・イット・フェリックス』で30年間悪役を務めてきたラルフは、いつもヒーローとして称賛されるフェリックスに不満を抱いていた。自分も認められたいと願ったラルフは、ヒーローの証であるメダルを手に入れるため別のゲーム世界へ飛び込む。

しかし、その行動がゲームセンター全体を揺るがす大事件を引き起こしてしまう。迷い込んだレースゲーム『シュガー・ラッシュ』で出会った少女ヴァネロペとの交流を通じて、ラルフは本当のヒーローとは何かを知っていく。

恒例の「裏側」




本作はピクサー映画かと思ったらディズニー映画でした。完全にアレだよね、ピクサー映画にもろ影響されてる映画だった。

特に「裏側設定」ね。

『トイ・ストーリー』は人間が知らないオモチャ達の裏の世界を描いてたし、『モンスターズインク』もモンスター達の裏側に密着したものだった。

今回は人間が知らないゲームの世界の話。

ゲーム中は自分の役に徹するキャラクター達は実はそれぞれ意志を持っているというまさに「トイ・ストーリーそのまんまじゃん」とツッコミを入れたくなる様な設定。

だけど今作の主役は「ゲームの主人公」でなく「ゲームの悪役」というから目の付け所がいい。

悪役たちは必ず主人公に負けなければならないし、皆から嫌われる。

自分は頑張ってるのに認められない。

悪役って実はモチベーションを保つのが凄く大変そう。

周囲から与えられた役割だけで評価され、自分自身を見てもらえないことに苦しんでいる。だからこそ彼の悩みは、大人になった観客ほど共感しやすい。

「スーパーマリオブラザーズ」のクッパや「ストリートファイター」のベガやザンギエフなんかも出てきて「俺たち大変だよな、頑張ってるよな」的な慰めあってるシーンには思わず笑ってしまった。

なるほど、この様に色んなゲームのキャラクターをも共通の世界に呼べればなかなか面白い話になりそうだなと思った。ある種おきて破りというか、キャラが崩壊する可能性があるので危険なことやってるといえばやってるんだけど。

本作は一見すると子供向けの冒険アニメだが、本作のテーマはかなり普遍的だ。

だけど実際はクッパやベガやザンギエフの出演は冒頭だけだった。

まぁ、権利関係とか色々大変だもんね。

クソ生意気なガキがウザい




とにかくこの映画のヒロイン?のガキが終始イラついて仕方がなかった。

ゲームの世界でレースに優勝したいクソガキ。

主人公のラルフも同じ目的。

だけどね、このクソガキったら逐一口の利き方がなってない。

あんまり大人を舐めんなよ?と言いたい。

だからこのクソガキの車がぶっ壊されて泣き叫ぶシーンなんかは観ていて痛快だった。

いや、本当に。

この映画を思い出すと常にこのクソガキがイラついたなという印象がデカイ。

キャラクターって凄く大事な要素でそのキャラクターが好きになれるかでその映画が好きになれるかが決まると思う

だからこのクソガキがイラついて仕方がない私はこの映画がどうも好きになれない。

ちなみにバイオレンスなシューティングゲームの女軍曹みたいなやつは実は乙女な部分があったりとギャップが良かったりする。

主役のラルフも悪役なのに普通にいいやつで感情移入しやすい。

ヒーロー役のフィックス・イット・フェリックスはただのつまらない善人かと思いきや意外と恋愛には積極的。

ただもうちょい腹黒な部分が垣間見えるとよかったな。

という感じで他のキャラクターはいい感じなんだけどこのクソガキだけはどうもウザったいという印象は最後まで変わらなかった。

設定がいいから話は何でもいい




この映画の設定は凄くいい。

だけど後半はレースゲームに比重が多くなり自分には観ていて退屈だった。

だってこのクソガキが優勝するかどうかなんてどうでもいいんだもん。

だからこのクソガキの為になぜラルフが命を貼るのかも理解不能だった。

敵役の王様もわかりやすく悪いやつ。

まぁけど子供が観るんだからこの位わかりやすい方がいいか。

やっぱり子供のハートを掴むのは王道なんだよね。

ゲームによってキャラの見た目が違う者同士絡むシーンなんてのは面白い。

拳銃ぶっ放す危険なゲームの女軍曹とシュガーラッシュののんきなヒーローが恋に落ちるシーンなんてのもなかなか。

こういう裏舞台の設定って何にでも転用できそうな気がするし、もはや「設定勝ち」みたいなところがあってストーリー自体はペラペラでもなんとかなる。

この映画も第二弾があるみたいだけど観るかどうか悩むところだ。

このクソガキを許せる様になったらその可能性もありだけど。

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