2018年に公開された映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』。
本作は、2015年公開『ジュラシック・ワールド』の続編であり、『ジュラシック・パーク』シリーズ第5作にあたるSFアドベンチャー映画。
火山噴火によって絶滅の危機に瀕した恐竜たちの救出を軸に、人間の欲望や遺伝子操作、生命倫理をテーマとして描く。前半は島でのサバイバル、後半は洋館を舞台にしたサスペンス色の強い展開へと大きく転換し、シリーズの世界観を次回作へ繋ぐ重要な作品となっている。
ジュラシック・ワールドの三部作のうちの二作目を観たんだけどこれが稀にみる酷さだった。
脚本がね。
本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。
基本情報
作品名:ジュラシック・ワールド/炎の王国
原題:Jurassic World: Fallen Kingdom
公開年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:128分
監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー、コリン・トレヴォロウ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、レイフ・スポール、ジャスティス・スミス、ダニエラ・ピネダ、ジェームズ・クロムウェル、トビー・ジョーンズ、テッド・レヴィン、B・D・ウォン、イザベラ・サーモン、ジェラルディン・チャップリン、ジェフ・ゴールドブラム
ジャンル:SF、アドベンチャー、アクション
あらすじ

ジュラシック・ワールド崩壊から3年。イスラ・ヌブラル島では火山の噴火が迫り、島に取り残された恐竜たちは絶滅の危機を迎えていた。恐竜保護団体を率いるクレアは、かつての仲間オーウェンとともに救出作戦へ参加する。しかし、その計画の裏では恐竜を利用した巨大な陰謀が進行しており、2人は命懸けの戦いへ巻き込まれていく。
あの大惨事から3年。
大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は、今や放棄され、恐竜たちがたくましく生き抜く、野生の島へと姿を変えていた。
しかしある日、島内で巨大な火山噴火の予兆が観測される。
タイムリミットが近づく中、選択を迫られる人間たち。
恐竜たちの生死を自然にゆだねるのか、それとも命をかけて救い出すのか?という内容です。
毎度お決まりのパターン
邦題の「炎の王国」とは恐竜たちがいるコスタリカの島が火山噴火すると言うことでつけたんだろうけど、そもそも島での話なんか早々に終わる。
その後は屋敷に連れてこられた恐竜達が競売にかけられるスケールダウンする話で占められており、明らかにタイトル詐欺である。
そして結局のところ今回も金儲けにはしる人間の話に行きつくわけで、一体このパターン一体何度繰り返せば気がすむのだろうか?
一作目の「ジュラシック・パーク」は生命の尊厳を無視し、傲慢にも恐竜を復活させてしまった挙げ句に制御できなくなった恐竜が暴れまわってしまうという人間の愚かさを描いた傑作だった。
二作目の「ロスト・ワールド」でも恐竜を金儲けの道具にしようとした人間にちゃんとしっぺ返しが起きるという話でこれも話としてはなかなか面白いものだった。
もうこれから広げるのは厳しいだろうと思っていた矢先に三作目が作られ、これがまた酷い内容で、ただの恐竜との追いかけっこのB級映画に成り下がり、そこから「ジュラシック・ワールド」という新シリーズが作られ、話としては毎度お馴染み「傲慢な人間が痛い目に遭う」というパターンの世襲。
今度こそはと思ったけどやっぱり今回も金持ちで傲慢な人間が痛い目に遭うお決まりのパターンだった。
同じことの繰り返し
あとは困ったら他の恐竜が助けてくれるパターンももううんざり。
結果全部ラッキーというご都合主義的展開には辟易させられる。主人公の足が食いちぎられるとかそのくらいやってくれたら恐竜の怖さって伝わるとおもうんだけど、ここでの恐竜は困ったときには都合よく助けてくれる程度の存在である。
なんで同じ事ばかりするのか?
せっかく「火山噴火」という面白い要素があるのになぜそれを活かさないのか?
一体何度同じことをやれば気がするのだろうか?
それともジュラシックシリーズはある程度客が入るからコピー品を作っているのだろうか?
本当に作品に愛情があれば、ここらで幕引きか、あるいはまったく新しい展開などを用意すべきではないだろうか?
本作は全くもってガッカリ映画である。
絶対に助かる、絶対に死ぬキャラ
唯一この映画で子役の女の子(金持ちの孫)が登場するんだけど好きだった爺さんは死ぬし(殺される)し、自分自身がクローンってわかるし、恐竜に追いかけられるし本当にめちゃめちゃな日だよな。
しかも最後には「自分はクローン」って簡単に受け入れてるし。
なぜそんなに盲目的に信じられる?
ハリウッドでは子供が食われることはないから(クレームが入るので)この子は死なないってのは分かりきってる。
だから観ていて特にドキドキもしないんだよな。
これが恐竜に腕とか喰いちぎられでもしたら流石にドキドキするよ。
逆に死ぬフラグ立ってるキャラは悪役と決まりきっている。
散々イライラさせといて最終的に恐竜に食われてお役目御免。はい、カタルシスね。
もはやあとは「いつ喰われるか」だけしか観てない。
このわかりやすーい勧善懲悪はアメリカ人も好きなのね。
けれど単に金持ちが悪っていうの描き方も今更すぎるし単純だよ。観ていて本当に退屈だった。
賛否両論あるエンディング
最後は恐竜を殺さずに人類と共存させるっていうエンディングなんだけど流石にそれはないんじゃないか?
主人公たちの勝手で自己満な行動のせいで恐竜に喰われる人間沢山出てくるぞ?
人の命奪うことになるんだぞ?
次回作は街中で恐竜が暴れまわるって話かな?
もはやギャグかと思ったくらい呆気にとられてしまった。
スピルバーグが作ったものをよくもまぁこんなクソみたいなC級映画にしてくれたものだ。
確かにCGとか恐竜の動きは迫力はあったけどいくらなんでも脚本が酷すぎる。
一作目のオマージュ部分があると言うけどもういいよ、オマージュは。毎回オマージュばっかじゃねぇか。創造してくれ。オリジナルで勝負してくれ。






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