ikko2014ai@yahoo.co.jp

スポンサーリンク
サスペンス

映画『サニー/32』考察——「凶悪」チームが描く犯罪史上最も可愛い殺人犯!

『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』など、人間の“醜さの熱”を描かせたら随一の白石和彌監督が、「犯罪史上最も可愛い殺人犯」=サニーという虚像(偶像)をめぐる狂信と暴力を正面から切り取ったの本作。「サニー/32」というタイトルは、無垢さを想起させる...
サスペンス

ドラマ『さまよう刃』考察|法か復讐か?私は石田ゆり子にイラつかせられる

東野圭吾原作をWOWOWが全6話で映像化した連続ドラマW『さまよう刃』。被害者遺族の父を演じる竹野内豊の“怒り”を軸に、少年法・刑事司法・メディア報道という現実の難題をえぐり出す社会派サスペンスだ。さて、本稿は娘、息子を持つ筆者(私)による...
Netflixオリジナル

【実話考察】Netflix『ダーマー』なぜ彼は殺人を犯し遺体を食べたのか?

Netflixオリジナル『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』は、実在の連続殺人犯を題材に「加害者の内面」「被害者の視点」「警察・社会の機能不全」を三層で描く全10話の犯罪ドラマだ。視聴を進めるほど、「なぜこんな事件が長期間見...
アメリカ映画

【考察】映画『インポッシブル』ナオミ・ワッツが血と一緒にムカデみたいなのを吐くシーンはトラウマ級…

基本情報タイトル:インポッシブル (The Impossible)公開日:スペイン:2012年10月11日アメリカ:2012年12月21日日本:2013年6月14日上映時間:114分ジャンル:ドラマ/パニック/実話ベース監督:J・A・バヨナ...
アメリカ映画

【考察】映画『フライト』あらすじ・感想・ラスト解説|デンゼル・ワシントンの圧倒的演技と人間の弱さ

【2012年に公開された映画『フライト(Flight)』は、主演デンゼル・ワシントン、監督ロバート・ゼメキスによるヒューマンドラマであり、航空機事故を題材にしながらも、その核心は人間の弱さ・贖罪・真実と向き合う勇気を描く作品です。予告編だけ...
ホラー

『変態村』ホラー考察|日本・米製ホラーとここが違うヨーロッパ陰鬱演出を紐解く

ベルギー×フランス×ルクセンブルク合作ホラー映画『変態村』(原題:Calvaire)は、平凡な売れないシンガーのマーク(Laurent Lucas)が、ツアー中に乗っていたワゴン車の故障で真夜中の山道に放り出されるところから幕を開ける。助け...
サスペンス

【考察】映画『葛城事件』レビュー|三浦友和が描く“子は親を見て育つ”家族崩壊の構図

映画『葛城事件』は、2016年6月18日公開。加害者側の家族に焦点を当て、「抑圧」「言葉の暴力」「親の一方的な価値観の押し付け」が引き起こす連鎖的な崩壊を描き出す重厚なサスペンスドラマである。原作またはモデルとなった実際の事件のエッセンスを...
Netflixオリジナル

【今際の国のアリス シーズン2考察】Netflix最終ゲーム完結編が映す“生き残る者”のメッセージ

Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス シーズン2』は、2022年12月22日に全世界独占配信が開始された全8話構成のサバイバルサスペンスです。原作は麻生羽呂氏による同名コミック(講談社「少年シリウス」連載)、監督はシリーズを手...
Netflixオリジナル

『カサンドラ』考察|Netflix発ドイツ製AIサイコ・ホラーが示す愛と恐怖の狭間

『Cassandra』は1970年代製造の「初号機スマートホーム」のAIが、半世紀ぶりに再起動された後、家族に“完璧な”生活を約束しつつも、次第に支配と恐怖を深めていく物語。心理的駆け引きとレトロなSF演出が話題を呼び、非英語圏作品ながらN...
サスペンス

『正体』考察レビュー|亀梨和也主演・脱獄×冤罪サスペンスが問いかける“助け合い”の力

基本情報原題:正体制作年:2024年話数:全4話監督:中田秀夫脚本:桂千穂、山岡真介出演:亀梨和也(鏑木慶一〈冤罪で死刑囚→脱獄犯〉役)黒木瞳(井尾由子〈被害者夫婦の母・若年性認知症〉役)市原隼人(野々村和也〈パン工場作業員〉役)貫地谷しほ...