【映画】侵入する男(The Intruder)感想|善意を装う男がすべてを壊す、不快すぎるクソ心理スリラー【考察】

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侵入する男(The Intruder)|森の中で異変に気づき身を寄せ合う夫婦を描いた心理スリラーの劇画タッチビジュアル アメリカ映画

2019年にアメリカで公開されたB級映画『侵入する男』。

最近ですね、Netflixでクソ映画臭のするところに自ら赴くドMっぷりの私ですが、本作も見事なクソ映画。

ネタバレ全開で感想考察レビューしていきます。




基本情報

  • 作品名:侵入する男
  • 原題:The Intruder
  • 公開年:2019年
  • 監督:デオン・テイラー
  • 脚本:デヴィッド・ロッカリー
  • 製作国:アメリカ
  • ジャンル:サイコスリラー/ドラマ
  • 上映時間:102分
  • 主なキャスト:
    • デニス・クエイド
    • マイケル・イーリー
    • ミーガン・グッド




あらすじ

郊外に理想の一軒家を購入した若い夫婦。

売主のチャーリーは家を引き渡した後も、修繕や思い出を理由に頻繁に姿を現す。

当初は好意的に受け止めていた夫婦だったが、次第にその行動は常軌を逸し始める。

家の中を把握し、生活に干渉し、心理的な境界線を踏み越えてくるチャーリー。

マイホームというはずの場所は、静かに「他人の領域」へと変わっていく。




圧倒的クソ映画

久々に「これはキツいな……」と素直に思わされた映画を観た。

まぁ、正確に言うと、観る前からある程度予想はしてたけど。

「たぶんこういう感じだろうな」という嫌な予感は最初から漂っていたし、むしろ最近ではその予想は驚くほどズレない。

むしろ回を重ねるごとに、こちらのクソ映画レーダーの精度が上がっていることに気づき、少しだけ誇らしい気持ちにすらなった。

本作を一言で言うなら、「家を売った男が、その家への未練を一切断ち切れず、新しい住人に付きまとい続ける話」。

プロットがチープ極まりない。

タイトルの「侵入する男」ってまんまだろ。映画会社も絶対やる気ねぇだろ。




謎に通報しない主人公たち

まぁまぁ高額な金を払ってようやく手に入れたマイホーム。

なぜか前の住人のおっさんが頻繁に現れる。庭で芝を刈っている。勝手に敷地内を歩いている。連絡もなしにやってきて家に上がり込む。

……いやいや、通報しろよ。

旦那もおっさんが気味悪いなら監視カメラで撮るとか、音声だって録れだろ。

明確な不法侵入だし、異常行動の証拠は山ほど撮れるはず。

なのに、なぜか警察に行かない。

録音もしない。

証拠も押さえない。

何もしない。

……なんで?

スリラー系ではお馴染みの「警察を呼べば一発で終わる問題を、呼ばないことで物語を成立させる」パターンだが、観ている側の忍耐力だけが削られていく。




謎に擁護する妻

この夫婦の浮気問題もとってつけたような設定で、旦那がお店の女性従業員と話していただけなのに、奥さんがブチ切れるシーンがある。

「私の前でイチャつかないで!」

……え?ここ、なんのシーン?。

過去に浮気してバレたことがある、という設定がここで出てくる。

ああ、なるほど。夫婦関係にヒビが入る伏線なのね。

つまり、この映画は「夫婦の信頼関係が壊れているから事態が悪化する」という方向に持っていきたいらしい。

だが、問題はそこじゃない。

この妻の防御レーダーの弱さだ。

特に最大の謎は、「なぜ奥さんが、そこまでチャーリー(前の住人)の肩を持つのか」という点。

このチャーリーの距離感、普通に考えて恐怖でしかないだろう。

だがこの手の映画では、必ずどちらかが謎の擁護役になるのもお決まりパターン。

そうしないと話が進まないからね。

脚本の都合が、キャラクターの知性を食い潰している典型例。

こんなに勘が働かない、危機察知能力ゼロの女なら、もうさっさと別れた方がいい。と思ってしまう時点で、物語への没入は完全に切れている。




謎に隙だらけの主人公たち

そもそも、なぜ他人を簡単に家に入れるのか?

なぜ「帰れ」と言わないのか?

なぜ「次来たら警察呼ぶ」と宣言しないのか?

極めつけはピザのシーンで奥さんが「大きすぎて私一人じゃ食べられないから」とチャーリーを招き入れる。

正直、この作品のあらゆる悲劇の元凶は、このアホな奥さんに集約されている気すらする。

それに病院から戻った旦那が自宅で刃物が落ちてるのを発見するが、その時点で通報でしょ、普通は。

それをしないから、ただストレスだけが積み上がっていく。

警察を呼べば終わる話を呼ばずに謎に自分たちで解決しようとする。物語としては警察呼んだら展開が盛り上がらないからなんとかそのままでいこうとする。

ここの時点でプロットが限界を迎えており、破綻してしまっている。

確かにチャーリー演じるデニス・クエイドはなかなかのキモおっさんを演じていたが、彼の頑張りむなしくこの脚本や演出が台無しにしている。

最後は旦那が銃でチャーリーを撃つことになるが、なぜかとどめをささずにまた襲われることに。これは以前、兄貴が銃で亡くなった経験があって銃は苦手という伏線。

いらねぇよその伏線。正当防衛だろ。




いい点:頭空っぽにして観れること

内容は正直、ほぼ無い。

ひたすら同じことの繰り返し。

おっさん、来る。

不気味。

揉める。

帰らない。

警察呼ばない。

またおっさん来る。

これを延々と見せられた90分。

結果、残るものは何もなく余韻ゼロ。考察の余地もほぼゼロ。

観終わった瞬間に、記憶から消え始めるタイプの映画なのでせめてこのブログ記事にでも残しておくとする。

自分の貴重な時間を使ったことを無駄にしないように。




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