【ドラマ】九条の大罪(2026)ネタバレ感想|シーズン2はある?続編の可能性とラストの意味を考察

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ドラマ『九条の大罪』屋上で向き合う二人の男性を描いた水彩風イラスト Netflixオリジナル

2026年4月2日にNetflixで配信が開始されたドラマ『九条の大罪』。

『闇金ウシジマくん』などで知られる真鍋昌平による日本の漫画作品で、2020年46号から連載されていおり、まだ未完の作品の実写ドラマ化。

作者は『闇金ウシジマくん』の連載中に闇金業者の視点で物語を描くことに限界を感じていたところ、取材中によく挙がった弁護士の話に興味を持ったそうで、約50人の弁護士へ取材した結果「人間が抱える葛藤、心の揺れ動きを描きたかった」との想いに至り本作の執筆を始めたようです。

執筆にあたり、足かけ5年にわたって司法に関する取材を重ねた渾身の作品。

本記事ではネタバレ全開で感想考察していきます。

基本情報




作品名:九条の大罪

配信開始:2026年4月2日

話数:全10話

放送時間:39〜69分

制作:TBSスパークル

製作:TBSテレビ

配信:Netflix

ジャンル:サスペンス/ヒューマンドラマ

原作:真鍋昌平

脚本:根本ノンジ

監督:土井裕泰、山本剛義、足立博

主演:柳楽優弥、松村北斗、池田エライザ

あらすじ




ドラマ『九条の大罪』屋上で向き合う二人の男性を描いた水彩風イラスト

弁護士・九条間人は、半グレや前科持ちなど“訳あり”の依頼人を引き受ける異色の弁護士。

世間からは悪徳と見られながらも、独自の正義で依頼人を守る姿は、見る者に善悪の境界を問いかける。

新人弁護士・烏丸とともに様々な事件に関わる中で、単純な正義では語れない現実が浮かび上がっていく。

法律は平等だが、倫理観は別。

しかし随分と中途半端なところで終わるんだな。




こういうのって大抵は一山終えてから終わるもんだけど、感覚的にあと一話を残して終わるみたいな。

せっかく面白いのになんでこんなことになるのか…

漫画原作の作品で弁護士が主人公。演じるのは『浅草キッド』でも大活躍した柳楽優弥。

九条についていく烏丸を演じるのは松村北斗。『秒速5センチメートル』で主人公を演じ、本作でも亀頭ヘアーは健在。

この九条という弁護士は反グレやヤクザの弁護も引き受け、依頼人に対しての感情や倫理観を優先しない。

誰かを救えば誰かを不幸にする。

裁判というのは必ず勝って、どちらかが負ける制度である。

壬生の後輩・森田の飲酒運転事故によって父親は死亡、子供は命こそ助かるものの片足切断となった。

一見すると「加害者は罰せられるべき」という分かりやすい構図だが、九条は森田を弁護し、結果的に森田は執行猶予で刑務所に入ることはなくなる。

この判決の時の母親の顔は観ていられないくらいの胸糞展開だが、人間が決めた制度に乗っ取って弁護すると森田みたいなゲスな人間でも刑務所へ入ることがなくなるという事実がある。

所詮はその法律は人間が作ったものであり、法律は確かに九条が言った通り、弱い人間にも反社会勢力にも平等であるが、倫理観と切り離したところで機能しているというのが本作の見どころであると思いました。

勧善懲悪じゃない、視聴者への問い。




「依頼人を守れば、その相手を不幸にする。我々弁護士は常にその罪を背負って生きていかなければならない」

最終話で明かされる九条の想いが明かされる。九条は一貫して、自分は正義だとは思ってない。

「先生」と言われても彼はカップ麺を食べるし、テント生活だ。

というか本作はやたらと九条の食事シーンが多いね。うな重とかいちいち旨そうだ。

人間としての温度はあるが、正義面はしない。

一方で烏丸は真逆の存在で東大法学部首席、「正しい道」を歩いてきた人間。

この対比が興味深く、烏丸は徐々に九条を認め始めるも、一貫して「依頼人は選ぶべきだ」という主張は最終話まで変わらない。

完全に反グレとつながりのあるなんとも怪しい男・壬生も徐々に印象が変わっていく。

完全にコイツ、黒だろ思ったら犬を可愛がっててその犬を自らで殺めるようにヤクザの京極から脅された過去を持つことが明らかになる。

このように本作に出てくるキャラクターは白黒はっきりした勧善懲悪に留まらず、視聴者にその倫理観を委ねる構成である。そしてそれは『闇金ウシジマくん』とも共通するパターンでしたね。

シーズン2は?




ラストは京極の息子が壬生の後輩たちに捕まり殺されるような描写や、九条のもとから烏丸が離れていくシーンで幕を閉じたわけだけどめちゃ中途半端な終わり方でモヤモヤ。

まぁ、視聴スコアや評判の良さから言ってシーズン2やるのは確定なんでしょうが、もうちょっと形にしてから10話目を作ってほしかったなぁ。打ち切りになったとしたら残尿感しか残らないエンディングだよ。

全裸監督』のラグビー役でブレイクした後藤剛範は役にハマり過ぎてまさに見た目反グレでしたね。

普通にいそうだもん。あとはムロツヨシも今回はコミカルな役じゃないのも新鮮でした。

柳楽優弥も『誰も知らない』でデビューした役者だけどあの映画って是枝裕和監督の演出上「演技」っていう感じじゃなかったし、あのころから比べると立派な俳優さんになったなぁと勝手に偉そうにすんません。

早くも次回作が気になる作品でした。あと楽曲提供した羊文学のギターのノイズとカッティングがカッコよかったな。

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