【映画】架空OL日記|なぜ「何も起きない日常」は退屈に感じてしまうのか【考察】

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映画『架空OL日記』で、特に事件も起きず、OLたちがだらだらと雑談を続ける更衣室の一場面を描いたイラスト コメディ

2020年に公開された『架空OL日記』。

バカリズムの作品は観る者をけっこう選ぶ作品が多いと思うが、僕は・・・

本記事ではネタバレ全開で感想考察レビューしていきます。

  • 作品名:架空OL日記
  • 公開年:2020年
  • 監督:住田崇
  • 脚本:バカリズム
  • 原作:バカリズム「架空OL日記」
  • 音楽:吉澤嘉代子、TOWA TEI
  • ジャンル:ドラマ/コメディ
  • 上映時間:100分
  • 製作国:日本
  • 主なキャスト:
     ・バカリズム
     ・夏帆
     ・白田あさ美
     ・佐藤玲
     ・山田真歩

あらすじ

映画『架空OL日記』で、特に事件も起きず、OLたちがだらだらと雑談を続ける更衣室の一場面を描いたイラスト

銀行に勤めるOL「私」は、同僚たちと他愛もない会話を交わし、

昼休みに愚痴を言い、定時を気にしながら一日を終える。

事件も成長も劇的な変化もない。

ただ、会社という空間で繰り返される「よくある毎日」だけが淡々と描かれていく。

シンプルに退屈

明らかに一人だけ男なのに女性社員として和やかに生活している話。そして不思議と溶け込んでいる。

ツッコミを入れるのは観客の方。

基本的に温度感は『ブラッシュアップライフ』とか『ホットスポット』と同じ。

バカリズムの作品はいつ観ても安定のテンションだ。

ブラッシュアップライフ』や『ホットスポット』はまだ展開があったから最後まで観れたが、本作は『ホットスポット』の高橋さん(宇宙人)のようなキャラクターもいないし、何か大きな展開があるわけでもない。

むしろ展開はほぼないに等しく、カレンダー巻きがどうこうとか、同僚の歯の接着剤がどうこうとか、食堂のアジフライがどうとか、ひたすらどうでもいいことに淡々と時間が費やされる。

笑える要素は皆無。

家内は面白かったと言うが僕にはひたすら退屈で何が面白いのか全くわからなかった。シュールな会話が続くがひたすら退屈だ。

共感できる人だけ

確かにジャンボラーメンのくだりはクスッとしたがなんだろう、ショートストーリーの寄せ集めで一つ一つは本当に大したことない。

「本当にこれいつ面白くなるんだろう?」「いつ展開が変わるんだろう?」という目線で観ていたが、中盤あたりから面白くなることを期待してはいけないということを悟った。

これはOLたちの日常のちょっとした会話に共感できるかできないかに全てかかっている。

共感できる人は面白いと感じるし、僕のように共感できない人は面白いとは感じないだろう。

彼女らの会話は基本的に何かや誰かをターゲットとしてそれをいじったりしていく。

わたし(バカリズム)が言った

「いま必要なのは真実じゃなくて矛先だからさ。」

「Jが犯人ってことにして悪口言おうよ。」

多分このセリフにすべてが集約されている。

別に会話の内容なんて意味はなくて「彼女らの退屈な日常を少しだけ退屈じゃないものにする」のが目的なようだ。

じゃあ彼女らに本当に悪意があるかと言われたらそんなにない。彼女らは100%の熱量を持って会話することもないのでうわべっぽい会話をずっと聞かされることになる。

それが「リアル」とか言われてもねぇ・・・。

ラストのオチ

最後に小峰様が結婚して、バカリズムが「わたし」と遭遇して、「わたし」という存在が消えてしまう。

「結局はバカリズムの想像でした」というオチであまりのそのままのラストに呆れるというかなんというか。

本当に何もないんだ。というのが感想。

「わたし」が抜けてもOLたちの日常は変わらず淡々と流れていく。まぁ、そんなものでしょ。彼女らの会話なんて。

意味はないの。ただの暇つぶし。って最後まで付き合った私の時間を返してほしい。

評価

  • 映画.com:★3.7前後
  • Amazonレビュー:★4.7前後
  • 興行収入:約1億円

大きな映画賞の受賞はないものの、

「働く女性のリアルをここまで正確に切り取った作品」として

公開後も口コミで評価を積み重ねた一作。

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