2019年に公開された『ジョーカー』。
『バットマン』の悪役を主役にした映画でやたらと評価されてるけど実際どうなの?
本記事ではネタバレ全開で感想考察レビューをしていきます。
基本情報
- 作品名:ジョーカー
- 原題:Joker
- 公開年:2019年
- 監督:トッド・フィリップス
- 脚本:トッド・フィリップス/スコット・シルヴァー
- 上映時間:122分
- 製作国:アメリカ
- ジャンル:サイコスリラー/ドラマ
- 主演:ホアキン・フェニックス
あらすじ

1981年のゴッサム・シティ。道化師として生計を立てるアーサー・フレックは、貧困と差別、精神疾患を抱えながら老いた母と暮らしている。人々に笑顔を届けたいと願う一方、社会の冷酷さに傷つき、孤立を深めていくアーサー。やがて度重なる屈辱と理不尽な出来事が彼の内面を侵食し、現実と妄想の境界は崩れ始める。抑え込んできた怒りと絶望が臨界点に達したとき、アーサーは自らを「ジョーカー」と名乗り、街を揺るがす存在へと変貌していく――。
『バットマン』に興味がないとしんどい
世間から物凄い評判がいい「ジョーカー」をようやく観たんだけど、結論から言って個人的には全く賞賛できない。
そもそも「バットマン」などアメコミに興味がないというのが大きいがそれでも一応はクリストファー・ノーランのバットマンシリーズは全て鑑賞済だ。
この作品単体でも楽しめるとは思うがやはり「バットマン」とリンクしてる部分もあるのでシリーズを観ているのとでは変わってくるとは思う。
そもそも「社会的困窮者が自分を嘲笑った者に復讐を」というざっくりとしたあらすじを聞いていたから「なぜアーサーは悪のジョーカーへと変貌したのか?」と言われても内容は大体想像つく。
映画自体も特に展開でみせるものではなく結構淡々と描かれており「まぁ、そうなるだろうね」といった感じでラストを迎える。
だから何も目新しいものはないというのが感想。
この映画のラストでジョーカーは精神病院にいて今までの映画の内容を語ってる。
と言うことは今までのは全てジョーカーの妄想なのか?という議論がなされてるようだけど…
だとしたらこの2時間なんだったんだよという話になるしそれだとあまりにお粗末ではないか?
たしかに黒人の未亡人との関係も彼の妄想だったし、もしかしたらこの映画自体も彼の妄想なのかもね。
うーん…
この映画、そもそも曖昧な部分が多くそこを考えるのが好きという人にはこの映画は魅力的なんだろう。
私もその手の映画は嫌いではない。
だけどバットマンに関して興味がない私としてはそんなに謎を出されても考える気力が起きない。
実際、アーサーがジョーカーなら両親を殺されたバットマンとの年齢差が凄いしね。
なんかもう考える事がどうでもいいやと思ってしまっている。
凡庸。
この映画、「犯罪を助長する」とか色々言われてるけどこれに影響されるってどんだけ自分がないんだろう。そんなに人に影響あたるほどなのかな?
彼がこうなってしまった理由も結構凡庸というかありきたりすぎ。
「悪のカリスマ」がこの程度?不幸足りなくね?
クリストファー・ノーランのジョーカーって異次元的な気持ち悪さがあったけどこの映画のジョーカーはなんだか想像の範疇を出てない気がする。
社会的弱者が鬱屈した感情のはけ口として犯罪に手を染めるっていうストーリーはよくあるけどわざわざジョーカーとして描く意味がわからない。
たしかに社会から除け者にされた善良な男が変貌していく様は非常にリアルではあると思うけど、そもそもゴッサムシティがリアルじゃないからうまく合点がいかない。
それによって一気にリアリティがなくなる気がする
どんな理由があっても犯罪の免罪符にはならない
あとこの映画ではアーサー目線なので金持ちが悪者扱いされてるけど金持ち何も悪いことなんてしてなくない?
金持ちだって自信の努力で金を得たわけであって敵対視される意味がわからない。
ただのやっかみでしょ。なんだか全く相手の立場に立ってないというか目線があまりに一方的過ぎるんだよな。
いくら社会的困窮者は弱い立場だとか言ってもジョーカーのやってることって犯罪は犯罪なんでそこは区別しましょう。
世間が悪い?
どうしようもない?
番組内でめちゃめちゃ正論述べていたロバート・デ・ニーロがなぜ殺されないといけなかったのか?
ちょっと理解に苦しむ。
明らかに感情的になって殺したよね。
これからの現実世界、そういう人達はなんでも不況のせいにするのかな?
賞賛してる人はアーサーに自分を重ねてる人なのか、正直ここまで絶賛されてる意味がよくわかりませんでした。
評価・受賞歴
本作は世界的に大きな話題を呼び、評価は賛否両論となった。
ホアキン・フェニックスの怪演や、社会から排除された個人の孤独と暴力性を描く演出は高く評価される一方で、暴力表現や思想的メッセージについては批判も集まった。
「共感できる社会派ドラマ」と見る声と、「危うさを孕んだ映画」とする声が鋭く対立した点も、本作を象徴している。
主な受賞歴
- 第76回ヴェネツィア国際映画祭
・金獅子賞(最高賞) - 第92回アカデミー賞
・主演男優賞(ホアキン・フェニックス)
・作曲賞(ヒドゥル・グドナドッティル) - 第77回ゴールデングローブ賞
・主演男優賞(ドラマ部門/ホアキン・フェニックス)
・作曲賞
興行面でもR指定映画として異例の世界的大ヒットを記録し、評価・議論・数字のすべてで「2010年代を代表する問題作」となった一本である。






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