日本映画

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ラブストーリー

実写『秒速5センチメートル』|新海誠監督の原作との違い。違和感について徹底解説・考察

新海誠の名作「秒速5センチメートル」が、ついに実写映画として帰ってきた。2007年のアニメ版公開から18年。監督は写真家・映像作家としても知られる奥山由之。主演はSixTONESの松村北斗、ヒロインに高畑充希。原作の透明感、孤独、淡い後悔。...
アニメ

原作『秒速5センチメートル』|ラストシーンについて解説します。

2007年公開された『秒速5センチメートル』は、恋の物語でありながら「時間」「距離」「成長」という人間の普遍的テーマを描いた新海誠監督の代表作。スマホもSNSもなかった時代だからこそ、「会えないこと」がどれだけ残酷だったか。そして、今の時代...
人間ドラマ

映画『ゆれる』【ネタバレ考察】過激なシーンはないのに心がエグれる傑作!切なすぎる兄弟の歪んだ関係を観た…

兄弟の間に流れる“目に見えない距離”ほど、怖いものはない。映画『ゆれる』(2006)は、オダギリジョーと香川照之、そして真木よう子という日本映画界を代表する俳優が、静かな狂気と葛藤を繊細に演じた心理ドラマだ。監督は『ディア・ドクター』『永い...
人間ドラマ

考察『ヒミズ』原作を変えて成功した稀有な作品!まさに園子温の真骨頂!絶望を希望で塗りつぶす映画

「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」など衝撃作を連発してきた園子温監督が、2011年の東日本大震災を経て撮った異色の青春映画が『ヒミズ』。原作は古谷実の同名漫画。主演は染谷将太と二階堂ふみ。ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞をW受賞したことで世...
サスペンス

考察『楽園』村八分、差別、偏見…限界集落で起きたあり得る話

ホラーではないけれど、人間の心の闇をこれほどまでに“怖い”と感じさせる映画は珍しい。2019年公開の邦画『楽園』は、吉田修一の小説『犯罪小説集』を原作に、瀬々敬久監督がメガホンをとったヒューマン・サスペンス。舞台は、限界集落。閉ざされた共同...
ラブストーリー

考察・感想『恋は雨上がりのように』|切なさと爽やかさが同居する「年の差」青春ドラマ

2018年に公開された映画『恋は雨上がりのように』。陸上部のエースだった女子高生と、中年バツイチのファミレス店長が心を通わせるというセンセーショナルな設定で話題を呼びました。主演は小松菜奈と大泉洋。本稿はネタバレ全開で考察感想綴って参ります...
サスペンス

考察『紙の月』|ラストの意味は?宮沢りえの絶対に幸せになれない女

2014年に公開された映画『紙の月』。普通の女性が堕ちていく様を描いたクライム映画。公開当時なかなか話題になったらしいんだけど自分の中で完全にスルーしていた作品。意識的じゃなくて完全にすっぽり抜けていてNetflixで発見し視聴。本稿はネタ...
ホラー

『学校の怪談2』考察|ノスタルジーとジュブナイルの融合!前田亜季の可愛さとのくろ首と野村宏伸のスクリーム顔!

木造校舎の廊下がやけに長く感じる夜——1996年公開の『学校の怪談2』は、平山秀幸×奥寺佐渡子コンビが“子どもの一夜のサバイバル”を本気で描いたジュブナイル・ホラーの傑作。花子さん/人面犬/ろくろ首といった学校怪談のアイコンを首なし校長事件...
ホラー

考察『事故物件 恐い間取り』|この映画そのものが「事故物件」と化した3つの要因

2020年に公開された映画「事故物件 恐い間取り」は、『リング』の中田秀夫がメガホンを取り、亀梨和也×奈緒×瀬戸康史で“実話ベース怪談エッセイ”を映画化したJホラー。心霊スポットに行く怖さじゃなく、住む怖さ。でもこの映画、ホラーとしては全然...
サスペンス

映画『サニー/32』考察——「凶悪」チームが描く犯罪史上最も可愛い殺人犯!

『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』など、人間の“醜さの熱”を描かせたら随一の白石和彌監督が、「犯罪史上最も可愛い殺人犯」=サニーという虚像(偶像)をめぐる狂信と暴力を正面から切り取ったの本作。「サニー/32」というタイトルは、無垢さを想起させる...