映画『サークル』感想レビュー|50人が2分間隔で死ぬ「究極の心理戦」を徹底考察

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アメリカ映画

2015年製作のアメリカ映画『サークル』(原題:The Circle)。
謎の円形プラットフォームに閉じ込められた男女50人が、2分ごとの投票制デスゲームに巻き込まれる――。
「CUBE」「SAW」級のソリッドな設定と、極限状態で暴かれる人間の本性を徹底解説します。

基本情報

原題:The Circle

公開年:2015年

上映時間:87分

監督:アーロン・ハーシュホーン

出演:エマ・ワトソン版とは別物!50人のオーディション出身キャスト

ジャンル:サバイバルホラー/SFミステリー

配信:Netflix/Amazon Prime Video/Blu-ray & DVD




あらすじ

突然目覚めた50人の男女は、円形プラットフォームの上に立ち尽くす。壁も扉もなく、フィールドは360度モニターで囲まれ、中央には「2 分間隔で一人を投票で殺せ」という命令表示が。

  • 投票は自分にはできない
  • 同点なら両者死亡
  • モニターには死の瞬間までのカウントダウン

妙なリーダーシップを発揮する者、自己犠牲を訴える者、子どもや高齢者が狙われるたびに議論は白熱。状況を打破する術は皆無で、人々は次第に“数の論理”と“価値観の対立”に翻弄されていく――。

究極的に暇だったのでNetflixで「サークル」という映画を視聴。

ついこないだ観たエマ・ワトソン主演の「ザ・サークル」とタイトル似てるけど別作品。

これって絶対損だよね。

ネットで検索すると圧倒的にエマ・ワトソンの方が出てくるもん。

もっとこの映画を売りたいのならタイトルを工夫すべきだと思う。

ってタイトルからダメ出ししてしまったが肝心の内容はそんなに悪くない。

格別良くもないけど。




密室サバイバルのルール解説

こんな感じで密室に閉じ込められた老若男女50人。

彼らが目覚めると2分おきに一瞬で殺されていく。

パニックになる人々。

自分の立ってる小さい円から出ると即死。

まるで「CUBE」や「SAW」みたいなソリッド・シチュエーションものでかなり低予算なのがわかる。

人々はわけがわからないなりにも必死で生き残ろうとあれこれルールを模索する。

次第に手のひらを傾けて「投票」することにより死ぬ者を選べることがわかりそこからは心理戦へ。

序盤は慌てふためくだけだった参加者たちも、回数を重ねるごとにリーダー格が現れ、意志の強い者が多数派をまとめあげようと画策。

対照的に、理性的に反論する医師や、子連れの母親、年長者などが次々に標的に──。

「人間の本性」が炙り出される投票デスゲーム

投票は自分自信に投票することは許されず同点ならお互いが投票。

次々と人が死んでいく中で見えてくるルール。

お互い罵り合いあったり、やたらいけすかないリーダーシップを発揮したり、自己中な性格がバレるとすぐに投票され死んでしまう。

「先が短い老人から先に死ぬべきだ」

「社会に貢献してる人が生き残るべきだ」

「子供が多い人が生き残るべきだ」

誰しもが勝手な価値観で主張し合う様はまるでこの社会の縮図そのまま。

生き残る為に隣同士の男女が結婚してると嘘をついたりする者。

アダルトビデオに出てたと因縁つけられたりする者。

最終的には偽善ぶった小狡い男が妊婦と子供を騙して最後の1人まで生き残るあたりやっぱりなと。

そして物凄く気になるオチ。

ひど過ぎるオチ

最終的に勝ち残ったのは「偽善と嘘」で妊婦と子どもを陥れた男。外に解放された瞬間、浮かぶのは巨大な宇宙船――。

同じく生き残った人たちがその宇宙船を眺めてるシーンで映画は終わる。

宇宙人が優秀な人間だけを残すために仕掛けたゲームでしたー。

うわー…ひでぇ…

だけど最初からそんなに期待してなかったしなんだかんだで最後まで気になって観ちゃったしいいとするか。

宇宙船のCGのチープさったらないけど。

ハードルが低いと結構なんでも許せちゃうから怖いよね。

コメント

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