【考察】映画『インポッシブル』ナオミ・ワッツが血と一緒にムカデみたいなのを吐くシーンはトラウマ級…

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アメリカ映画

基本情報

タイトル
インポッシブル (The Impossible)

公開日

  • スペイン:2012年10月11日
  • アメリカ:2012年12月21日
  • 日本:2013年6月14日

上映時間
114分

ジャンル
ドラマ/パニック/実話ベース

監督
J・A・バヨナ(『永遠のこどもたち』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』)

脚本
セルジオ・G・サンチェス

出演

  • ナオミ・ワッツ(マリア・ベネット役)
  • ユアン・マクレガー(ヘンリー・ベネット役)
  • トム・ホランド(長男ルーカス役/映画デビュー作)
  • サミュエル・ジョスリン(トーマス役)
  • オークリー・ペンダーガスト(サイモン役)

受賞歴・評価

  • 第85回アカデミー賞:主演女優賞(ナオミ・ワッツ)ノミネート
  • 第70回ゴールデングローブ賞:主演女優賞(ナオミ・ワッツ)ノミネート
  • 世界興行収入1億8,000万ドル超




あらすじ

舞台は2004年12月、タイのカオラック。
イギリス人家族のマリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)、そして3人の息子たちはクリスマス休暇で南国のリゾートを訪れていました。

翌日、突如として巨大な津波がリゾート地を襲います。
濁流と瓦礫にのみ込まれ、家族は離れ離れに。マリアは長男ルーカスと共に必死に流されながらも、なんとか陸地へ辿り着きます。しかし彼女は重傷を負い、出血と痛みに苦しみます。途中で助けを求める少年を見つけ、傷だらけの体で「助けてあげなさい」とルーカスに促すマリア。その姿に母としての強さがにじみます。

一方のヘンリーは、次男と三男を守りながらも妻と長男の行方を探し続けます。避難所や病院を巡り、わずかな手がかりを頼りに情報を集める姿は、絶望の中に一縷の希望を抱く父親そのものです。

やがて、奇跡的に家族全員が再会。深い傷と心の痛みを抱えながらも、彼らは生きて再び一緒に歩み始めます。




津波シーンの衝撃

いつもの軽い気持ちでNetflixを観始めたんだけど間違いでした…

これは襟を正してちゃんと鑑賞しなければならない作品だった。

おかげで土曜日の夜にも関わらずドッと重いものを感じる事に。

以下、ネタバレ感想です。

2004年のスマトラ沖地震でとある一家が体験した実話を元に映画化されてるんだけどこの映画、

思った以上に痛々しくグロいシーンの連続でかなりハードな内容となっている。

ユアン・マクレガー家族がタイのリゾートへやってきてバカンスを楽しむシーンはあっという間に終わり開始10分くらいで突然津波が襲ってくる。平穏なバカンスシーンから一転、圧倒的な水の力と瓦礫の破壊力を描くこの場面は、観客の息を呑ませます。実際の映像とミニチュア、水流セットを組み合わせた撮影で、リアルすぎる迫力を生み出しています。

ナオミ・ワッツとユアン・マクレガー子供たちはそれぞれ離れ離れになりお互いを探すという王道の流れではあるが、とにかくナオミ・ワッツが濁流に流されるシーンなんかは圧倒的なリアリティと恐怖。

これスマトラ沖地震体験した人は観れないんじゃないかな?

何よりも「ナオミさん、あなた作品選びましょうよ」っと言ってあげたいくらいめちゃめちゃな事になってる。

濁流の中で木の枝が容赦なく身体に突き刺さりるわ、病院のベッドで突然血を吐き出したと思ったら内臓みたいなのを吐き出したり、マジで痛々しすぎるしグロすぎる描写にちょっとゲンナリ…

実話なんでしょうけど結構テンション下がります。

ていうかあれ何を吐いたんだろう?

子供からしたらトラウマになりそうなシーン。




助け合いと生きる力

この映画で印象的だったのがこの状況下でも助け合う人々の姿。

本作のテーマは「生き延びること」だけではなく、「助け合うことの尊さ」。

自分自身も危険な状態にある中で、他人を助ける決断ができるか――。マリアやヘンリーの行動は、その問いに答えるように描かれています。

マリアはボロボロになりながらも自分の子供に「助けてあげなさい」と言うんだけど、

そう言う意味でも役名「マリア様かよ」ってツッコミ入れそう。

ヘンリーの「ママとルーカスが一人だったら怖いはずだ」というセリフもそうだ。

それからヘンリーの泣きじゃくる姿に心を打たれた男が携帯を貸してくれたり、

自分の足が悪いにも関わらずヘンリーの奥さんと子供を探すのを手伝ってくれたり、

なんだか心打たれるものがある。

自分が大変な時にここまで人助けってできるものなのか、正直自信がないんだけどこういう実話を観るとやっぱりちゃんとしなきゃなって思わされる。

「親切にしてもらったらその恩は返しましょう」という凄く当たり前なんだけど普遍的で大事なメッセージです。




まとめ

ちょっとグロ描写が容赦ないので小さい我が子に見せるのはどうかと思うが、この映画から学ぶ事はかなり多いと思う。

軽い気持ちで観始めたけど「名作」と言ってもいいと思う。

ちなみにナオミ・ワッツはこの映画でアカデミー賞とゴールデングローブ賞にWノミネートしてます。

納得ですわ。

あなたもこれを観れば彼女の女優魂に心打たれるはず。そして、ちゃんとせねばと襟を正されるはず。

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