酷い映画を観た。ネタバレ感想を全力でぶっこみます。
基本情報
原題:How It Ends
公開年:2018年(Netflix独占配信)
上映時間:114分
監督:デヴィッド・ミショッド(David M. Rosenthal)
脚本:デヴィッド・ミショッド、スコット・ブレイク
出演:
- コートニー・B・ヴァンス(ウィル〈父〉役)
- ニコライ・コスター=ワルドー(トム〈息子〉役)
- ジョージア・メイ・ジャガー(サラ〈トムの婚約者〉役)
- カミーユ・ラカッテ(ゾーイ〈トムの元恋人〉役)
- キアラ・マクダーモット(ローレン〈トムの妹〉役)
ジャンル:パニック・アドベンチャー/ディザスター
配給:Netflix(全世界独占ストリーミング)
言語:英語
あらすじ

ロサンゼルス在住の若き弁護士トム(ニコライ・コスター=ワルドー)は、婚約者サラ(ジョージア・メイ・ジャガー)との結婚を控え、父ウィル(コートニー・B・ヴァンス)との確執を抱えながら平穏な日々を過ごしていた。ある日、原因不明の大規模災害が突如アメリカ全土を襲い、通信も交通網も一斉に麻痺。トムはサラが住むシカゴへ向かおうとするが、唯一使える車を手に入れるために、別れたままの父を頼ることに。
互いに反発しつつも、荒廃した中西部を横断する危険なロードトリップが始まる。荒れ果てた高速道路、暴徒化した元同僚、燃え盛る街並み…途上で次々に立ちはだかる困難を、父と息子は絆を取り戻しながら乗り越えようとする。しかし「災害の正体」は最後まで明らかにされず――視界を遮る灰の向こうに浮かぶものとは何か?
答えを描かないのが凶と出た作品
この映画、最後まで原因がわからないパニックもの。
何がどうなるのか全く描かれてないです。
それどころか「途中で話をぶった斬って終わる」というかなり悪質な作品。描く気がないのか?
観た者は全員「何だったんだろう?」と思うはず。
Netflixはこれ系が多い。「終わらない週末」とかモロ途中でぶったぎる系だ。
起承転結の転で終わるのは流行りなのか?
いい加減にして欲しい。ちゃんと仕事してほしい。
ツッコミどころ満載
この映画、ツッコミ出したらキリがない。むしろ突っ込ませるために逆張りとして映画を作ったとしか思えない。
この弁護士の主人公の男もいけすかないですね。出てきたシーンでなんとなくやめようかなと思ってしまった。
しかも弁護士のくせに銃の扱いに慣れすぎだろ。
最初オヤジさんが銃を持っていたことにやけに不快感示してたくせに辻褄が合わない。
彼女の両親との食事。なんで彼女がこないの?
親父さん結構キツめにあたってたけどああいう時は娘さんがフォローにまわらないと。無理やり親父さんとの関係が壊れるように設定されたシーンとしか思えない。
物語は2人のロードムービー風になっていく。
しかしなんで彼らはこんなに狙われるんだ?映画中、ずっと標的になってます。
もちろん未知の災害時の混乱や平常心を失うことの怖さを描いてるんだろうけどにしてもこんなに極端になる?
彼女の隣人とのバトルもなんだったんだ?
整備士として雇った女の人も途中でいなくなるとか一体なんだったんだ?
彼女がいなくても特に物語に支障がなかったように思える。彼女がいたことで何か事件が起きるとか、キャラクターの心情に何か影響を与えるとか、少なからずキャラクターって役割があると思うんだけどそれがこの女性には全くない。これ系の映画でそんなことある?雑過ぎるでしょ。
このサイドキャラ退場の消化不良を脚本の割り切りとして許容できるかどうか。
そして最後、土石流か何かが追いかけて来た。さて、ようやくなんなのか明らかになりそうだ。車での追いかけっこ。
そして終わりかよ!
明らかに途中で終わってんじゃねぇかよ。
あまり人を馬鹿にしない方がいい、
この映画のゴールは「再会」であり「真相」ではないらしい。
おめぇらカップルの行く末なんぞどうでもいいわ!!!!!
父(軍人的実務)と息子(リーガルマインド)の価値の衝突が一つあって、災害が起きて、同化という予定調和を丁寧に積めば「人は環境に同化し暴力を正当化する」というテーマなのかな?
ちょっとこの映画から得られるものがほぼないことに気づく。
とりあえず、
災害が起きたら助け合いましょう。これで合ってる?
コメント