考察・感想『恋は雨上がりのように』|切なさと爽やかさが同居する「年の差」青春ドラマ

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ラブストーリー

2018年に公開された映画『恋は雨上がりのように』。

陸上部のエースだった女子高生と、中年バツイチのファミレス店長が心を通わせるというセンセーショナルな設定で話題を呼びました。主演は小松菜奈と大泉洋。

本稿はネタバレ全開で考察感想綴って参ります。

基本情報

  • 作品名:恋は雨上がりのように
  • 公開日:2018年5月25日(日本公開)
  • 製作国:日本
  • 上映時間:111分
  • 監督:永井聡(『帝一の國』『世界から猫が消えたなら』など)
  • 脚本:坂口理子
  • 原作:眉月じゅん『恋は雨上がりのように』(小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載)
  • 配給:東宝
  • ジャンル:青春/恋愛/ヒューマンドラマ

キャスト

  • 小松菜奈 … 橘あきら(17歳の女子高生/元陸上部エース)
  • 大泉洋 … 近藤正己(ファミレス「ガーデン」店長・45歳)
  • 清野菜名 … 喜屋武はるか(あきらの親友・陸上部員)
  • 磯村勇斗 … 加瀬亮介(ファミレスのバイト仲間)
  • 葉山奨之 … 倉田みずき(陸上部キャプテン)
  • 松本穂香 … 西田ユイ(ファミレスのバイト仲間)
  • 山本舞香 … 吉澤タカシ(あきらの同級生)
  • 戸次重幸 … 九条ちひろ(近藤の旧友・小説家)
  • 濱田マリ … ファミレスのベテラン店員




あらすじ

高校二年生の橘あきら(17)は、アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれてしまう。
偶然入ったファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己(45)だった。それをきっかけにあきらは、ファミレスでのバイトを始める。
バツイチ子持ちでずっと年上の近藤にひそかな恋心を抱いて・・・




主演の2人について

「何も考えずに観れる邦画でも」ということで大泉洋と小松菜奈主演のラブストーリーを鑑賞。

大泉洋が出てなかったから完全にスルーしてた作品。ちゃんと原作があるようです。

しかし小松菜奈ってなんとも絶妙な顔してるよね。

キュートだなと思う時もあれば時にはホラー顔だったり。劇中でもそのくだりあったけど確かに睨まれると怖いかもしれない…

大泉洋はいい人なんだけど「どこか頼りない役」がハマってて、いい意味で安定感があるんだけどどの作品も似たり寄ったりになる「金太郎飴」みたいな役者さん。

そういうのを脱却しようと色んな役やってるけど結局しっくりくるのはこういう役なんだよね。

まぁ、大泉洋主演作品はその安定感を求めて観てる自分がいるんだけど。

いつか人をぶっ殺しまくる様なサイコパスな役とか観てみたい気がするけど「タレント大泉洋」のイメージが邪魔してなかなかオファー来なさそうだ。

今回も例外なくなんとなくいつもの「大泉洋っぽい」キャラクターを演じてます。笑いは少ないけど。

他に同じユニットであるナックスの戸次が主演していたりしてナックスを知ってる人には思わずニヤリ。ヤスケン出てこないかな?




テンプレ作品


内容は女子高生がバツイチ子持ちのオッサンに恋をするという凄くありきたりな話。

上のあらすじを読んでもらえたらだいたい内容わかると思う。

大抵若いが故の恋なんて現実みれてなくて後になってみると「なんであんなに自分の中で盛り上がってたんだろう」ってこっぱずかしくなるんだよね。まぁそれも淡い想い出として。

全体的にしっとりとした雰囲気で特に嫌な感情になったりせずに観れます。

大泉洋のなんか全てを諦めた感じの哀愁ある表情とか結構様になってます。

彼はさらに年齢重ねるといい役者さんになるんじゃないだろうか。

悪人が出てこない映画なので観ていて特にストレスもないがどこかで観たことあるようなシーンの連続でテンプレ感満載。

イケメンが小松菜奈をデートに誘う展開とかね。

万人ウケの中の万人ウケの映画でパンチがなく薄味であることは確か。もうちょい塩胡椒ふってよって感じはある。

しかしなんで日本映画ってあんなに無駄に走るシーンがあるんだろうか?普通の人、感極まって走ることってないよね?




映画のオチ

橘あきら(小松菜奈)は、怪我で走ることを諦めていたが、店長・近藤正己(大泉洋)との交流を通じて 自分の本当にやりたいこと」=再び走ることに向き合う決意する。

一方、近藤はあきらとの関係に踏み込みすぎず、彼女の背中を押す立場を選びます。若いあきらの未来を奪うことはせず、むしろ「夢を取り戻すための支え」として関わった形。

つまり「恋愛が成就する」よりも、 お互いの存在が人生を動かした「きっかけ」になることに重点が置かれているんです。

恋愛の決着をつけないラストは「消化不良」と感じる人もいるが、それはむしろ青春のリアルだと思います。

人生には答えが出ない関係性も多く、むしろ安易にくっついていたらめちゃチープな作品になっていたであろう。

最大の疑問なのがAmazonの絶賛レビューの数々

人の意見に引っ張られるのが嫌なので感想を書き終えてからほかの人の感想を読む様にしてるんだけど、こぞってみんなこの映画を「名作」とか「傑作」とか賞賛しまくってるのが謎だった。

まぁそれぞれ好みもあるからね…

個人の感想としては、悪い映画ではなかったけどそこまで褒める様な映画でもありませんでした。

これはもしや・・・

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