基本情報
原題:Alfie
公開年:2004年
上映時間:105分
監督:チャールズ・シャイヤー(Charles Shyer)
脚本:エレイン・ポープ(Elaine Pope)、チャールズ・シャイヤー(Charles Shyer)
出演:
- ジュード・ロウ(Alfie〈主人公〉役)
- マリサ・トメイ(ジュリー〈シングルマザーの恋人〉役)
- オマー・エップス(マーロン〈親友〉役)
- ニア・ロング(ロネット〈マーロンの恋人〉役)
- シエナ・ミラー(ニッキー〈激情的な恋人〉役)
ジャンル:ロマンティック・コメディ/ドラマ(Romantic comedy-drama)
配給:パラマウント・ピクチャーズ(米国)、ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ(英)(United International Pictures)
言語:英語
あらすじ

プレイボーイのリムジン運転手アルフィー(ジュード・ロウ)は、一夜限りの恋愛を繰り返しながらも真剣な愛を避けていた。友情に亀裂を生じさせ、中絶問題に直面した後、原因不明の勃起不全と健康検査を契機に自らの生き方を見つめ直す。自分勝手な恋愛観から脱却すべく、激情的なニッキー(シエナ・ミラー)との関係を通じて「本当の愛」を探し始める。
まだ髪の毛があるジュードロウ
凄く友達に似ているんです。
いや、顔じゃなくてこの映画の中のジュードロウのキャラに。
独身を貫き通して何人もの女をはべらかしていく。
器用というかそれしか楽しいことがないのか?って感じのやつだったんですけど結婚しちゃってすっかり大人しくなったなー。
ってあいつのことを思い出してしまいましたよ。
けどそういう奴ってなぜか人懐っこくて愛想がいいんですよね。憎めないというか。
もうこれは天性のものです。才能といってもいい。
この映画のジュードロウもまさにそんな感じ。
しかも独自の哲学があっていききっている。
・女は「顔、胸、ケツ」
・ファッションは魂を売って常にモテファッション
・シングルマザーとは付き合うな
・自分のベッドには寝ない
けどクリスマスに一緒に過ごす相手がいなくて落ち込んだり結構小さいことでナイーブになったりするやつです。
他にも友達の彼女と寝て「妊娠したかも」といわれては落ち込んだり、セフレにフられたことによってEDになったり男らしさとか微塵もありません。
「いい思いをした後は必ず天罰がくだる。」
女遊びを助長する映画というより「悪いことをすると痛い目にあうよ」という教訓めいた話なのかも。
ジュードロウのピーク
やっぱなんだかんだ言ってもこの映画のジュードロウはイケメンです。もう完璧かと。
ファッションもイケてるし端整な顔立ちしてますね。
髪の毛あるし。これ以降急激に頭皮から毛が抜け落ちましたね。
いまのジュードロウも渋くてカッコいいんですけどこの映画の時がピークだったかな…
結局は自己責任
この話は独身男が結婚しない理由を的確に突いてるように思えます。
遊びたい男の心理そのまま。
本作の大きな論点は「本当の愛を求める一方で、自ら選んだ生き方の責任を放棄してきた男の矛盾」。
アルフィーは一貫して「自由に楽しむ権利」を主張するが、その自由が他者を傷つけ、自身も傷つける結果を招く。
けどいつまでもちゃらんぽらんじゃいられないんですよね。
誰しもこんな風にイケメンじゃないし。
多分この主人公は女を「減点法」で見てますね。
手に入れる時点が自分の中でピークで相手の悪い面が見えるとどんどん減点していって覚めてしまう。
女を外見だけで見てるからこういうことになるんです。
女性も人間なんでいい面もあれば悪い面だってある。むしろ悪い面をいかに許せるかが大きいのかなと。
もっとちゃんと相手に向き合わないと女を変えても同じ事の繰り返しです。
実は恋愛においては「加点法」の方がよかったりしますよね。
まぁ映画のキャラにこんな説教たれても仕方ないんですけど。
よく女でも「私女運ないの〜」とか嘆いてる人いますけど結局自分が見る目がないのを棚に上げて「相手が悪い」なんですよね。
根本の自分の考え方を直さないと永遠に同じセリフを吐いてることになると思います。
フラれて落ち込んでも次の相手が見つかればケロッとしてまた女を追いかける。
どうしようもないやつだけどなぜか嫌いになれない。
こういうやつ近くにいません?
それで「幸せになりてー」って言われてもね…
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