【最終章】『イカゲーム3』面白かったけどモヤモヤする理由

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Netflixオリジナル

2025年6月27日、全世界が注目するNetflixオリジナルドラマ『イカゲーム』の最終章となるシーズン3が配信開始されました。シーズン1、2で衝撃のサバイバルゲームを繰り広げたソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が迎える最後の舞台。制作費約1,000億ウォンを投じた豪華さと、これまで以上に過酷で緻密な心理戦が展開される本作は、まさにシリーズの総決算です。

基本情報

タイトル:イカゲーム(Squid Game)シーズン3

配信開始日:2025年6月27日(金) Netflixにて全世界独占配信

エピソード数:6話

ジャンル:サバイバル/サスペンス/ドラマ

クリエイター:ファン・ドンヒョク(Hwang Dong-hyuk)

制作費:およそ1,000億ウォン(約100億円)

イカゲーム最終章のタイトルは『イカゲーム(Squid Game)シーズン3』。Netflixにて2025年6月27日(金)より全世界独占配信を開始、全6話で構成されています。ジャンルはサバイバル、サスペンス、ドラマ。クリエイターはシリーズを手がけたファン・ドンヒョクが引き続き指揮を執り、制作費はおよそ1,000億ウォン(約100億円)という巨額が投じられました。




主なキャスト&登場人物紹介

ソン・ギフン(456番)|イ・ジョンジェ(Lee Jung-jae)

前シーズン優勝者で唯一生還を果たしたギフン。シーズン3では「ゲーム根絶」を誓い、自ら再び戦場へ飛び込みます。経験者として他のプレイヤーを導く一方で、親友チョンベの死が彼の心に深い傷を残し――シリーズを象徴する複雑なヒーロー像を体現します。

ジュニ(222番)|チョ・ユリ(Jo Yuri)

暗号通貨インフルエンサー・ミョンギの元恋人。負債を背負いながら妊娠中も身一つで挑戦。

ミョンギ(333番)|イム・シワン(Im Si-wan)

YouTubeで暗号通貨投資を煽るインフルエンサー。詐欺的手法で多額の損害を出した後に行方をくらませ、逃亡中にゲームに参加。ジュニへの複雑な感情から合理的判断と人間的情のあいだで揺れ動く姿が印象的。

デホ(388番)|カン・ハヌル(Kang Ha-neul)

元海兵隊員でギフンを敬愛する若き挑戦者。軍隊的序列を重んじる一方、ゲーム中の銃撃戦に躊躇し大切な仲間を失う――“ヒーローか、脆さを抱えた人間か”という二面性を演じ分けました。

ヨンシク(007番)|ヤン・ドングン(Yang Dong-geun)

借金まみれのギャンブラー。ゲームに参加すると、会場で母親クムジャと再会。親子の絆を支えに難局を乗り越えようと奮闘しますが、親だからこそ抱える葛藤が胸を打ちます。

クムジャ(149番)|カン・エシム(Kang Ae-sim)

ヨンシクの母で、息子の借金を返すために参戦。自宅での出産介助経験を生かし、ジュニを気遣うなど母性あふれるキャラクターとして観客の涙を誘います。

ヒョンジュ(120番)|パク・ソンフン(Park Sung-hoon)

性別適合手術費用を賄うために参加したトランス女性。元特殊部隊員という意外な経歴を武器に、リーダーシップを発揮し仲間の命を守ります。

ナムギュ(124番)|ノ・ジェウォン(No Jae-won)

ミョンギ配信の信者で、サノスの子分的ポジション。違法薬物を頼りに恐怖を紛らわすが、依存と裏切りの狭間で苦しみます。

ミンス(125番)|イ・デビッド(Lee David)

住宅詐欺の被害者。おどおどした性格が災いして小グループに組み込まれ、やがて成長する姿が静かな希望を与えます。

ソンニョ(044番)|チェ・グッキ(Choi Gook-ki)

祈祷師として「不吉な予言」を口にする怪しげな参加者。信者を従え心理的優位を狙いますが、その予言が現実になるかは観客の想像に委ねられます。

あらすじ

シーズン2のラストで起きた“反乱未遂”と親友の死──
ギフンは“イカゲーム”を完全に終わらせるためシーズン3では、より過酷なゲーム高度な心理戦が展開。

  • 生存者同士の信頼関係の崩壊
  • 運営側の“VIP”たちによる闇の企み
  • ギフン自身の“闇落ち”寸前の心情

など、これまで以上にダイナミックかつ暗澹たる物語が描かれます。




反乱からまたゲームへ

前作の期待を背負った最終章。

シーズン2はいいところで終わりましたからね。

完全にフロントマンの勝利でモヤモヤしたまま半年待たされました。

さて、全ての伏線が回収されるはずの最終章。

素直に素晴らしいできだと思った。

前作の最後で思いっきり暴走して一体このあとの展開はどうなるんだろう?と思ったけど

案外普通にゲーム再開って・・・

まぁ、でも撃ち合いが観たいんじゃない。ゲームのルールのなかで登場人物たちのギリギリの心理戦が観たいんだ。

だから無理にでもゲームに戻してくれてありがとう。おかげでずっとドキドキさせられました。

赤ちゃんの存在

正直赤ちゃんが出てくる時点で世界のNetflixが殺すわけがないと思っていたので、「きっと最後に残るのは赤ちゃんだろう」と容易に想像がついてしまった。

フィクションでも赤ちゃんを殺すとめちゃくちゃクレームくるんだって。

そんな天下のNetflixが赤んぼうを殺すわけがないでしょう。

ということで第6のゲーム「天空イカゲーム」で最後にギフンが自ら飛び降りて死亡し、赤ちゃんが生き残ることになる。

「多分この流れはソン・ギフンが犠牲になって死ぬんだろうなぁ」と思ったらやっぱりね。

けっこうテンション下がります。彼のキャラクター好きだったんで。

フロントマンもVIPも赤ちゃんを犠牲にしてソン・ギフンが生き残るだろうと思ってたら、彼は自らを犠牲にした。これはフロントマンにとっては敗北を意味するわけだ。

けど最後ボタン押してからミョンギと格闘すれば自分も生き残れたのにねぇ。

まぁ、もともとゲーム中も死にたいとかメンヘラってたからもう生きていくことに執着はあまりなかったんだろうけど。

テーマは「信じる」

トランスジェンダーの人、鍵を3つ持ってたから自分だけ逃げようと思えば逃げられたのにわざわざ2人のもとへ戻って、ミョンギに殺されてしまう。

そんなミョンギも元カノに対して「信用してくれ!」と説得するも信じてもらえず、天空イカゲーム中もギフンに「信用なんかできるか!」と叫ぶ始末。

人を信じるって難しいね。

人を信じることができなかったミョンギと、人を信用することを諦めなかったギフン。

フロントマンが第6ゲーム前にギフンを呼び出し問う。

「なぜ信用できる?」という問いに対して、答えずに去っていくギフン。

思えばギフンが最後の最後に自らを犠牲にすることでそれに答えた形となった。

フロントマンは彼の想いに打たれ、ギフンの娘に彼の賞金を贈ることで意思を継いだのかな。




納得いかない点

よくできてるシーズン3だけどやっぱり「う~ん」なところもある。

ソン・ギフンが急にデホに対して「お前のせいだ!」と敵対視しだしたのはちょい違和感がある。結局、次のゲームでギフンに殺させるためだったのね。

いい人のギフンをこのゲームで勝たせるためにやや強引な展開だと感じた。

VIPたちの乾いた演技も白々しいし漫画的。

それにあの環境で出産ってだいぶ無理があるだろ。

そもそも赤んぼう泣かなすぎだろ!

みんなで赤ちゃんを殺すだの、まともな状況じゃないのは理解できるけどちょいどちょいちょいリアルじゃないから覚めるシーン多々あり。

それにあんだけ尺使っておいてジュノの上陸がほぼ無意味だったこと。

あの病気を患った子供の父親を助けたくらいで島の秘密が解明されてない。

ギフンも「ゲームを止める」って島に戻ったのに結局アメリカでゲーム再開されてるし…

根本の解決には全くなってないというモヤモヤ感。

まとめ

『イカゲーム3』はスピーディーな展開にハラハラさせられたし裏切りなどの人間関係も心苦しかった。

単なるエンタメ作品じゃない。

基本的には「こうありたいし、こうあるべきだみたいな」人間の持っている「尊厳」をしっかり描いていると思う。

こんなに夢中になったドラマはなかなか出会えない。素晴らしい作品をありがとう。

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