【徹底考察】『ラ・パルマ』ディザスター・ドラマ感想|火山噴火と津波シナリオ分析

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Netflixオリジナル

基本情報

原題:La Palma

種別:リミテッドシリーズ(ミニシリーズ)

制作国:ノルウェー(舞台はスペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島)

配信:Netflix 独占

配信開始日:2024年12月12日(世界配信)

話数:全4話(1話約39〜50分)

ジャンル:ディザスター・ドラマ(火山噴火+津波仮説)

言語:主にノルウェー語(英語・スペイン語混在)

レーティング(地域例):TV-MA / 15 / A14 表記。

あらすじ

ノルウェー人一家がカナリア諸島ラ・パルマ島で休暇を過ごす最中、若い研究者が火山活動データ(地震群発や地殻変動の兆候を示唆)に基づき “臨界が近い” と警鐘を鳴らし、家族は島内の避難混乱・インフラ寸断・観光客と住民の利害対立の中で生存と脱出を図る――という“カウントダウン型”サバイバルが展開します。 




これはフィクションです。

『ラ・パルマ(La Palma)』は 2024年配信開始の全4話構成 “Limited Series(ミニシリーズ)” で、火山噴火とそれに起因し得る巨大津波(Cumbre Vieja ツナミ仮説)を題材にしたノルウェー制作のディザスタードラマ。

エピソード本数は4話(各約45–50分)で “短時間で一気見できる災害シリーズ” として配信初期から視聴ランキング上位に浮上した旨がスペインゲーム/エンタメ媒体で報じられています。 

本作は 2021年のラ・パルマ島 Cumbre Vieja 火山噴火(85日間継続し大きな被害)、および以前から学界・メディアで議論されてきた “Cumbre Vieja 一部斜面崩落による大西洋メガ津波仮説” をインスピレーション源としつつ、脚本は噴火前に執筆されコロナ・実噴火で撮影延期を経たと報じられています。

2021年にラ・パルマ島で火山噴火は起きましたが、津波は起きていません。つまりもしもシリーズ。

テンプレで前半はやや退屈

「危険が迫ってるんです、なんとかしてください!!」→政府「確証がないと動けない」。

災害系はこのテンプレの歴史。

「もしそれで被害が起きなかったら私の責任問題だ。」

ノルウェーも日本も保守的な人たち感覚は変わらないのね。

物語の構成はザ・ディザスターもので王道中の王道の流れです。まぁここに余計な展開入れてもおかしくなるので仕方がないが前半はおきまりの展開に少々退屈




善行は報われるべき?

娘が同性愛だった話。

Netflixは海外視聴者を意識してるがゆえにやたらとこう言う同性愛話持ち込みがち!!

わかるけどちょいと鼻につくんだよなぁ。

しかもこの娘も好きな子のために母親から離れて余計にややこしくさせてくれて、まぁまぁストレスです。結果的にお母さんと息子はあの飛行機に乗らなくてよかったわけだけども。

このお父さんも自分たち家族が助かりたいがために他人の車を盗んだ結果、自分だけが船に乗れなかったわけで自業自得な気がします。挙句の果てに人を殺す始末。

他者を救う/見捨てる——サバイバルの倫理は常に揺れる。

劇中で“善意が裏目に出る”瞬間があり、逆に“利己が生存に繋がる”事例も出る。

最終的に家族全員が助かることで、“善行が報われるべき”という希望的観測が勝利するが、そのせいで犠牲が出る結果は無視できないしモヤモヤするんだよね。

ツッコミは不要

なぜあんな津波に飛行機ごと飲まれたのにこの小娘2人が助かったのか?

携帯の電波が途中まで余裕で使えるのはなぜか?

などのツッコミはこの映画には不要かと思われます。あくまで想定であり、この映画は災害に向けて日々覚悟して備えるきっかけにはいい映画かと思われます。

「みんな高級ワインは特別な時に飲むと思ってるが、ワインが特別な時を作るんだ。」

この映画で一番いいセリフだ。

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