『正体』考察レビュー|亀梨和也主演・脱獄×冤罪サスペンスが問いかける“助け合い”の力

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サスペンス

基本情報

原題:正体
制作年:2024年
話数:全4話
監督:中田秀夫
脚本:桂千穂、山岡真介
出演:

  • 亀梨和也(鏑木慶一〈冤罪で死刑囚→脱獄犯〉役)
  • 黒木瞳(井尾由子〈被害者夫婦の母・若年性認知症〉役)
  • 市原隼人(野々村和也〈パン工場作業員〉役)
  • 貫地谷しほり(真坂明美〈和也の同僚〉役)
  • 上川隆也(柴田康弘〈元刑事/潜伏助勢者〉役)
  • 堀田真由(笹原浩子〈井尾由子の妹・事件唯一の目撃者〉役)
  • 濱田崇裕(遠藤雄一〈土木作業員〉役)
  • 音尾琢真(高橋修二〈刑事/慶一追跡担当〉役)
  • 若村麻由美(久間静江〈奥原家の隣人〉役)
  • 高畑淳子(奥原京子〈被害者夫婦の母〉役)
    ジャンル:サスペンス/クライム・ヒューマンドラマ
    放送・配信:WOWOW「連続ドラマW」枠(2024年放送)→Netflix 独占配信
    言語:日本語




あらすじ

パン工場作業員・野々村和也は、通りがかりに耳にした悲鳴を頼りに他人の家へ飛び込み、倒れていた被害者に包丁を抜いて手当てを試みる。しかし不運にも「殺人未遂」の冤罪で死刑囚となり、移送中の混乱で脱獄を果たす。以後、全国を逃亡しながら、道中で助けた人々の協力を得つつ、自らの無実を証明する手がかりを追って奔走する──。




テーマ考察:「恩」が生む連鎖

Netflixで「正体」を視聴。WOWOWの「連続ドラマ」枠で放送されたドラマでたった4話しかないみたいです。

監督は「リング」などの中田秀夫監督。

冤罪なのに死刑囚となった亀梨和也が移送中に脱獄し全国を転々とし自分の無罪を勝ち取るまでの話。

死刑囚でしょ?脱獄ってあんなに簡単にできるんだ。

しかも冤罪になったきっかけが、道を歩いていたら家から悲鳴が聞こえてきて、他人の家に勝手に上がり込むと、死体が横たわっていて、死体に刺さってた包丁を抜いてあげた瞬間タイミング悪く警察がやってきて捕まるという、なんちゅう悪運やねん。

なんで包丁抜いたんだよ。指紋つくだろ。

まず悲鳴聞こえてきたら110で警察呼ぼうな。

「お前にも十分疑われる原因あるよ?」と言ってやりたい。

それに逃亡犯のくせになんで金髪に染めた?目立ちたいのか逃げたいのか正直よくわからないです。

あと目は整形じゃなくてなんだったの?あれ。特に整形まではしたくなったんだ。

各地で色んな人を助けてあげる事で信頼を得て、彼らが協力してくれるようになるんだけど、いい事すれば自分に返ってくるというテーマより、余計な事に関わると損をするというテーマの方が自分的にしっくりきました。

本来伝えたいことじゃないと思うけどそもそもの亀梨のお節介がこんなことになったわけだし。

本作最大のテーマは“助け合いの連鎖”。和也が見知らぬ人々を救うたび、その相手から手を差し伸べられる構図は、「善行は巡って自分を助ける」という希望をストレートに提示する。

一方で、“余計なお節介が招いた悲劇”という皮肉も同居し、助ける行為と自己責任の境界を深く考えさせる。

最後の最後に無罪判決を言い渡されるけどこれっていまさら裁判官から謝られたってねぇ…。

全部失ったわけだから国はどう責任取るんでしょうか。って答えはなくドラマは終了。

4話じゃなくてもっと話を膨らますことはできたと思うけどこのライトさもまぁ悪くない。そんなに残らないけどそこそこ楽しめました。

コメント

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